家庭で一番燃えやすいものは危険?家庭で起きやすい火災リスクとは
毎日使っている“あのモノ”が、実は家の中で最も燃えやすい…
そんな事実をご存じでしょうか?
火災は特別な状況で起こるわけではありません。
むしろ 「普段から目の前にあるもの」 が火災原因の上位を占めています。
高齢者の家庭、一人暮らし、共働き世帯……
どの家庭にも共通して潜む火災リスクがあるからこそ、
「何が燃えやすいのか」を知ることが防災の第一歩です。
家庭で一番燃えやすいものの事故原因|発火の背景と見落とされがちなリスク
消防庁の火災データによると、家庭火災の多くは「日常品」から発生しています。特に以下のケースが発火要因として目立っています。
- 熱源の近くに可燃物を置いてしまう
- コンセントまわりのホコリが発熱
- 乾燥した布類に火が燃え移る
- 長時間の放置による自然発火
ランキング形式でまとめることで、
「これ、うちにもある…」と気づくものが必ず出てきます。

要注意!家庭で燃えやすいものがトラブルを起こす危険シグナル
● 第5位:紙類(雑誌・新聞・包装紙)
紙類は 熱に弱く、一度燃えると一瞬で燃え広がる のが特徴。
ヒーター近くに積み上げられている“紙の山”は典型的な火災リスクです。
● 第4位:カーテン・布類
カーテンは薄くて軽いため、着火すると一気に炎が広がります。
特に冬場の乾燥した時期は要注意。
● 第3位:コンセント周りのホコリ(トラッキング現象)
見えにくい場所ほど危険。
ホコリに湿気が加わると電気が流れ、火花 → 発火 へと進むことがあります。
● 第2位:衣類(フリース・セーター)
化学繊維は特に燃えやすく、ストーブの前で乾かすと非常に危険。
静電気による引火トラブルもあります。
● 第1位:キッチンの油汚れ・油の近くの可燃物
家庭火災のトップはやはり「油」。
加熱しすぎた油は 約370℃で自然発火 します。
また、コンロ周りにあるティッシュ・ふきんも着火原因です。

知らないと危険!家庭で燃えやすいものを安全に使うための意外な対策
火災対策というと「離して置く」「掃除する」などが一般的ですが、
実はもっと効果的な“意外な対策”があります。
● 対策①:部屋の“優先安全ゾーン”を決める
ストーブ・IH・電源タップ周りなど、
「この半径1mには何も置かない」 と決めるだけで火災リスクが激減します。
【ビフォー/アフター】
Before
・ストーブの前に洗濯物
・コンロ横に調味料や布巾
・コンセント周りがホコリだらけ
After
・優先安全ゾーンを確保
・熱源周りに可燃物ゼロ
・電源周りは毎週チェック
● 対策②:火災の“初期消火アイテム”を目に見える場所へ
取り出しにくい場所に置くと、火災時には使えません。
消火スプレーなどは リビング・キッチン・玄関 に置いておくのがベスト。

今日からできる家庭内の火災リスク安全チェックリスト【初心者OK】
高齢者でも子どもでもできる、超シンプルな安全チェックです。
▼ 毎日できるチェック
- コンセント周りの掃除
- カーテンが熱源に触れていないか
- 乾燥した布類がヒーター近くにないか
▼ 月1回の見直し
- コンセント周りの掃除
- カーテンが熱源に触れていないか
- 乾燥した布類がヒーター近くにないか
▼ 月1回の見直し
- 紙類を溜めすぎていないか
- キッチンの油汚れチェック
- 古い延長コードを使っていないか

まとめ|家庭での火災を防ぐために今すぐできること
家庭で燃えやすいものは、どれも“いつも目の前にあるもの”です。
危ないのは特別な状況ではなく、日常の油断。
今日から意識すべきポイントは3つだけ。
・熱源の周りに物を置かない
・コンセント周りをきれいに保つ
・油の近くに可燃物を置かない
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あなたの行動が、何よりの“火災対策”になります。
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