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モバイルバッテリー火災は「使い方」で防げる
モバイルバッテリーの火災事故は、製品不良だけが原因ではありません。
実は、多くのケースで「日常の使い方」が引き金になっています。
「みんなやっていそう」「自分もやっているかも」
そんな行動こそが、火災リスクを高めている可能性があります。
ここでは、特に注意したい NG習慣5つ を紹介します。
NG習慣① 高温になる場所に置きっぱなしにする
モバイルバッテリーは熱に弱い精密機器です。
・夏の車内
・直射日光の当たる窓際
・暖房器具の近く
これらの場所に置くだけで、内部温度は急激に上がります。
短時間でも劣化が進み、発火の原因になることがあります。
NG習慣② 充電しながら使い続ける
「充電しながらスマホを使う」
この行動は、バッテリー内部に大きな負担をかけます。
充電と放電を同時に行うことで、内部に熱がこもりやすくなり、
異常発熱につながる可能性があります。
特に長時間続けるのは危険です。
NG習慣③ 落としたあとも気にせず使う
床に落とした、バッグの中で強くぶつかった。
こうした衝撃でも、内部では損傷が起きていることがあります。
外見に異常がなくても、
・内部ショート
・電解液漏れ
などが進行しているケースもあります。
「一度落としたら要注意」
この意識が大切です。
NG習慣④ 布や紙に包んで保管する
カバンの中でタオルに包む、
引き出しの中で紙類と一緒に保管する。
一見安全そうですが、実は逆効果です。
万が一発火した場合、
周囲にある布や紙に燃え移り、一気に火災へ発展します。
保管場所は、周囲に燃えやすい物がない場所を選びましょう。
NG習慣⑤ 異変があっても「まだ使える」と判断する
次のような状態は、すでに危険サインです。
膨らんでいる
内部でガスが発生している可能性があります。
触ると異常に熱い
内部で異常反応が起きている恐れがあります。
焦げたような臭いがする
発火直前のケースもあります。
「まだ充電できるから大丈夫」
この判断が、事故につながることがあります。
NG習慣をやめるだけで火災リスクは大きく下がる
ここまで紹介したNG習慣は、特別なことではありません。
多くの人が無意識にやってしまいがちな行動です。
しかし、これらを避けるだけで、
モバイルバッテリー火災のリスクは大きく下げられます。
今日からできる安全な使い方のポイント
最後に、覚えておきたいポイントをまとめます。
・高温になる場所に置かない
・充電中は目の届く場所で使う
・落としたら慎重に様子を見る
・布や紙の近くで使わない
・異変があれば使わない
まとめ｜「いつもの使い方」を見直すことが最大の対策
モバイルバッテリーは、正しく使えば便利で心強い道具です。
一方で、使い方を誤ると家庭火災につながる危険もあります。
「自分は大丈夫」と思わず、
今日から少しだけ使い方を見直してみてください。
それが、あなたや家族の命を守る一歩になります。